京都府神道青年会は、昭和26年6月、神道の研究・教化並びに社会奉仕活動の推進等を目的として設立されました。
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京都府神道青年会 令和五年度活動方針

京都府神道青年会 会長 進藤 大長

 

 先ず以て、聖寿の萬歳と皇室の弥栄をお慶び申し上げます。
畏くも天皇陛下におかせられましては、実に三年ぶりに行われた新年一般参賀において、コロナ禍における国民の労苦をご憂慮遊ばされました。
令和二年四月七日に新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発令され、三年が過ぎた本年、令和五年五月八日第五類感染症に移行しました。この三年間は多くの祭事、行事等が中止縮小となり本来の活動が非常に困難でありました。コロナウイルス感染症だけでなく、ロシアによるウクライナ侵攻を始め、物価の上昇と金融引き締めが重なり斯界に限らず世界中で取捨選択を迫られています。
神社は人々の幸せが集まる場所であると考えています。祭事があれば氏子で集い準備をしながら親睦を深める。ご神前にて両家親族友人を招き夫婦の契りを結び、子どもが生まれれば初宮詣の為に両家親族そろって祝福する。そのような当たり前のことができず人々の交流が制限され、マスクを着けたままお互いの顔や表情を認識しにくい状態は好ましくありません。今こうして共に神職として活動している同志が、何に喜び、何に怒り、何に悲しみ、何に楽しむか。苦楽を共にし、互いを知ってこそ一致団結し困難を乗り越えることができると思います。そして、社会が国際化した昨今、神道は日本を説明するなかで必要不可欠なものと考えます。事実諸外国から神社仏閣を目当てに多くの人が日本を訪問していますが、八百万の神々という概念があり、様々な信仰の形や歴史がある中で全てを説明することは非常に困難であります。自身が神職という立場に誇りをもって神明奉仕に努めていただける様な会にしていきたいと思っています。
神青活動を通して神道とは何かもう一度自身の中で鑑みることを期待し本年より社会が活発に動き出すことが予想されます。また人工知能や暗号資産非代替性トークン(NFT)といった新たな技術も次々と発明され環境が変化していきます。捉われない柔軟な思考、変化への順応、敏活な行動力こそが、斯界の尖兵たる青年神職の取り柄です。何事にも挑戦し、失敗を受け入れながら次へ生かす。熱き思いを滾らせるよう今期の活動に邁進いたします。会員の皆様には変わらぬお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

活動方針

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